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ヒロシマ用語集

長崎原爆

7万人以上 亡くなる

 広島に原爆が投下された3日後の1945年8月9日午前11時2分、長崎にも原爆が投下されました。

 この原爆は当初、北九州の小倉が第1の投下目標でした。しかし、前日の八幡地区空襲(くうしゅう)による煙(けむり)などで視界が悪く、原爆を積んだB29は、第2目標の長崎に向かいました。

 長崎市では、中心市街地を流れる中島川に架(か)かる賑(にぎわい)橋から常磐(ときわ)橋を目標地点にしていましたが、雲で見えません。切れ間から一瞬(いっしゅん)見えた工場の煙突(えんとつ)に向けて投下されました。

 原爆は、目標地点から北西約3キロの松山町171番地の上空約500メートルで爆発(ばくはつ)。長崎原爆資料館によると、同年末までに7万3884人が亡くなりました。