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検討会 動画で同時配信 「黒い雨」再検証 16日初会合

 厚生労働省は11日、米国による広島市への原爆投下後に降った放射性物質を含む「黒い雨」の被害を巡り、援護対象区域を再検証する検討会の初会合を16日に東京都内で開くと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため一般の傍聴席を設けず、検討会の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で同時配信する。

 検討会は放射線や気象の専門家、被爆者たち11人で構成する。座長には沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院付属臨床研究センターの佐々木康人放射線治療研究センター長が就く。佐々木氏は前回の検討会(2010~12年)でも座長を務め、援護対象区域の拡大に否定的な報告書をまとめた。(河野揚)

(2020年11月12日朝刊掲載)

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