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再編交付金継続 手応え 岩国市長 「防衛相から力強い回答」

 岩国市の福田良彦市長は29日の記者会見で、米軍岩国基地への空母艦載機移転に伴う市町向けの再編交付金の継続について岸信夫防衛相(山口2区)から「一歩踏み込んだ力強い回答があった」と手応えを示した。

 福田市長は14日、村岡嗣政知事たちとともに防衛省を訪れ、本年度で期限切れとなる再編交付金の継続や恒久化を要望した。非公開の会談で岸防衛相からは「令和4年度の予算編成においてしっかり対応していく。任せてほしい」との回答があった。金額や交付期間への具体的な言及はなかったという。

 このほか、福田市長は岩国基地所属のステルス戦闘機F35Bが13日の飛行中に落雷の被害を受け、米海軍安全センターが最も重大な「クラスA」の事故と判断していたことについても言及。「原因は落雷という自然現象で不可抗力。それ以上の影響はない」と述べ、市民の安全への影響はないとの考えを示した。(永山啓一)

(2021年7月30日朝刊掲載)

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