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広島市 32施設順次休館 きょうから 原爆資料館は7日から

 広島県独自の新型コロナウイルスの集中対策が7月末から始まったのを受け、広島市は2日、不特定多数が訪れる32施設を3日以降に順次、臨時休館すると発表した。原爆資料館(中区)は原爆の日の6日まで開け、7日から閉じる。公民館など計173施設は開館時間を午後8時までに短縮。市主催のイベントは原則中止か延期する。期間はいずれも9月12日まで。

 臨時休館となるのは、1日に500人以上が利用する屋内の32施設。原爆資料館と広島国際会議場(同)は県外からの来場者への周知期間が必要として今月7日から閉じる。同資料館は原爆の日の6日、コロナ禍で平和記念式典を入場規制するのを受けて開館を午前9時半からと1時間遅らせる。5、6日は整理券を発行し、30分当たりの入場を300人に制限する。

 広島サンプラザホール(西区)やこんちゅう館(東区)は3日から、広島城(中区)や各区の区民文化センターは4日から閉じる。例外もあり、各区の図書館は児童・生徒の学習の場として通常通り開ける。既に使用許可を受け、キャンセルが困難な場合は使用を認める。

 開館時間を午後8時までに短縮するのは、各地域にある公民館や福祉センター、老人集会所、屋内プール、公園などの173施設。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(中区)は7日から9月12日まで休館する。(余村泰樹)

(2021年8月3日朝刊掲載)

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