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原爆投下や核廃絶の動き 平和と世界情勢 夏休みに考えて 松永で企画展

 福山市松永町の市西部市民センターで、夏休みに合わせて原爆と平和を考える企画展が開かれている。原爆の被害や核兵器を巡る世界情勢をパネルと映像で紹介している。9日まで。

 パネルでは1945年の広島市への原爆投下時の状況や、核兵器禁止条約の発効など核廃絶に向けた世界の動きを紹介。昨年、93歳で亡くなった福山市の被爆者彦坂昭子さんを取り上げた2018年のテレビ番組と、広島市内の建物に残る被爆の跡などを紹介する映像を大型モニターで流している。

 市松永地域振興課の船岡孝志課長は「戦後76年となる夏に、平和の大切さについて考えるきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。

 午前8時半~午後10時(映像の放映は午後1~4時)。同センターでは、平和や人権をテーマにした市内の児童生徒の作品を展示する「平和アピール展」も16日まで開かれている。(吉原健太郎)

(2021年8月3日朝刊掲載)

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