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ソマリア海賊対処支援 陸自13旅団(広島県海田) 海外派遣へ

 陸上自衛隊第13旅団(広島県海田町)の隊員約70人が、アフリカ・ソマリア沖の海賊対処活動の支援隊としてジブチに派遣されることになり、先遣隊5人の壮行行事が16日、海田市駐屯地であった。同旅団からの海外派遣は11回目。

 砂漠仕様の迷彩服を着た5人は、隊員約800人の拍手を受けながら駐屯地を行進。駐屯地司令の河井繁樹1佐が「力を合わせ、全員無事帰還を」などと激励し、5人に神社のお守りを手渡した。第13通信隊の堺正志1尉(48)は「名誉ある任務で世界の期待に応えたい」と決意を述べた。他の隊員は来年2月上旬までに順次出発し、4~6カ月間任務に就く。

 海賊対処活動は2009年に開始。支援隊は全国各地の陸自部隊が交代で担い、ジブチに設けた自衛隊の活動拠点で海上自衛隊の対潜哨戒機P3Cの格納庫の警備などを行う。(田中伸武)

(2014年12月17日朝刊掲載)

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