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戦艦伊勢 隊員しのぶ 呉沖で洋上慰霊式 家族ら170人参列

 戦時中、米軍の攻撃により呉市音戸町沖で大破、着底し、190人が犠牲になった戦艦伊勢の洋上慰霊式が16日、艦名を継ぐ海上自衛隊の護衛艦いせ(1万3950トン)の艦内であった。

 隊員家族、いせの乗組員、いせ後援会のメンバーたち計170人が参列。いせは呉基地(昭和町)を出航、伊勢が最期を迎えた三ツ子島近くに停泊した。格納庫で執り行い、参列者は犠牲者を悼んで黙とう。乗組員と後援会長の加藤均さん(84)=堺市=が甲板から花などを海に手向けた。

 加藤さんは「国を守るために戦った人たちへの感謝と平和を願った」と話していた。

 慰霊式は、いせが修理のためドック入りするのに合わせ催した。(小島正和)

(2014年12月17日朝刊掲載)

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