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平和交流50年 WFC事業発表 広島市西区

 NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター(WFC、広島市西区)は来年、創立50年の記念事業に取り組む。半世紀の歩みの映像化や、老朽化した交流施設の移転を計画している。

 WFCは米国の平和活動家、故バーバラ・レイノルズさんが1965年8月に創設。米国や韓国との平和使節の相互派遣や、海外から広島を訪れた人への被爆証言に取り組んでいる。同区東観音町に交流施設を構える。

 来年4月に、米国からレイノルズさんの長女たちを招いた式典を開催。8月を目標に活動を紹介するDVDを作る。築50年近い交流施設の移転や、資料編さん、記念誌発行も目指す。資金に充てるため、1200万円を目標に募金活動をする。

 18日、被爆者で前理事長の森下弘さん(84)たち役員が市役所で記者会見し「先達の遺志と活動を後世に引き継ぎたい」と協力を求めた。WFCTel082(503)3191。(田中美千子)

(2014年12月19日朝刊掲載)

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