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被爆者2世部会を設立 呉原友会

 呉原爆被爆者友の会(呉原友会、植田雅軌会長)は、2世部会を設立した。呉原友会が発足した1973年は約1500人の会員がいたが約650人まで減少しており、2世も会の運営を支える。

 2世部会は、呉原友会支部長たちの協力要請に応じた60人からなる。県外に住む人もいる。11月29日に呉市で設立総会があり、被爆者と2世の計約20人が出席。役員を決め、活動方針を協議した。

 2世部会の保田省吾部会長(67)は「親たちの会を手助けできたらと考えた。具体的な活動の中身は今後考えたい」としている。

 市によると、市内の被爆者健康手帳の所持者は2928人(3月末現在)で5年前より約700人減った。平均年齢は81・5歳。

 音戸町原爆被爆者友の会(崎本賢次会長)も昨年5月、2世部会を設けている。現在会員は27人。町内の医療施設で2世が無料の健康診断ができるよう県に要望していくという。(柳本真宏)

(2014年12月20日朝刊掲載)

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