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米軍機低空飛行 6件の目撃情報 確認 5件が最低高度ランク 三次

 三次市作木町で20日、米軍機とみられる2機の低空飛行が目撃された問題で、寄せられた目撃情報は同市布野、君田町を含め計6件あったことが、市を通じた広島県の調査で21日、分かった。うち5件は飛行高度別の4段階の分類で最も低い「超低空」。目撃者の感覚で極めて低い飛行だったことを裏付けた。

 県国際課によると、2011年度上半期(4~9月)の県内での目撃情報延べ675件のうち「超低空」は1件だった。

 県は、今回目撃されたのは米軍機の可能性が高いとみており、21日に中国四国防衛局を通じて在日米軍に事実関係を照会した。

 2機は作木町の作木小の真上も飛行。同市の増田和俊市長は「子どもたちに恐怖心を抱かせる飛行は断じてやめてほしい」とし、外務、防衛両省や在日米大使館などに低空飛行訓練の中止を近く要請する。(桜井邦彦)

(2011年12月22日朝刊掲載)

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