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島根2号機 定検終了時期未定に 中電 「耐性評価」めど立たず

 中国電力は26日、来年1月に始まる島根原子力発電所(松江市鹿島町)2号機の定期検査について、同8月上旬としていた終了時期を未定とすると島根県と松江市に連絡した。

この日、運転計画の変更を経済産業省原子力安全・保安院に届け出た。

 同原発1~3号機で実施するストレステスト(耐性評価)について、保安院への報告書の提出や、審査の終了する時期が見通せなくなったためとしている。

 中電は「ストレステストの提出のめどが立っておらず、定期検査の終了に必要な島根県と松江市の同意を得る見通しを示せる状況にない」としている。

 また、中電はこの日、年内の完了を予定していた津波対策などの工事を来年1月まで延期することを明らかにした。工事が悪天候の影響で遅れたためという。(川上裕)

(2011年12月27日朝刊掲載)

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