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「さよなら原発ヒロシマの会」設立へ 平和活動家や大学教授ら

 福島第1原発事故をきっかけに、県内の平和活動家や大学教授、弁護士たちが「さよなら原発ヒロシマの会」を設立する。2月12日午後2時から、広島市中区の原爆資料館東館の地下会議室で「発足のつどい」を開く。

 呼び掛け人は広島医療生協の青木克明副理事長、詩人のアーサー・ビナードさんたち4人の共同代表を含む24人。原発をなくしエネルギー政策を転換するよう訴えるのが活動の柱で、学習会への講師派遣なども計画する。

 呼び掛け人が26日、広島市役所で会見。事務局長の滝史郎・広島大名誉教授は「事故が大きな被害をもたらしているのに政府は原発から撤退しない。被爆地から思想信条の違いを超えて運動を広げたい」と訴えた。ビナードさんは「原爆と原発は同じ、という本質を広島を拠点に暴きたい」と話した。

 発足のつどいは参加自由。事務局の広島共同センターTel082(245)2501。(金崎由美)

(2011年12月27日朝刊掲載)

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