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空中給油機 松江市、島根県に近く同意回答

 航空自衛隊美保基地(境港市)への空中給油機KC46Aの配備計画について、松江市の松浦正敬市長は20日、国への要望を付して島根県に同意を伝える方針を明らかにした。近く回答する。

 要望は、飛行ルートに当たる同市八束町の八束地区自治会連合会からの意見に基づき、配備の際の安全対策や騒音、夜間飛行への配慮とともに、国の特定防衛施設周辺整備調整交付金の対象となる地域への指定、補助金による生活環境整備などを挙げた。

 松浦市長は会見で、19日の市議会全員協議会で賛否を求め、了承する意見が多数を占めたと説明。「議会と地元の意見を受けて判断した」と述べた。

 八束地区自治会連合会は2日、説明会とデモフライトの結果を踏まえ、容認する意向を市に伝達している。

 計画は、中国四国防衛局が9月、島根、鳥取両県に2020年度以降の配備を申し入れた。島根県は松江市と安来市の意見を聞いた上で、回答する方針を示している。(西村萌)

(2016年12月21日朝刊掲載)

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