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英字新聞 観光客読んで AICJ中の17人 平和テーマ 手渡し

 広島市安佐南区のAICJ中の3年生17人が22日、平和をテーマに制作した英字新聞を、中区の平和記念公園で外国人観光客に配った。新聞制作を通じて英語でのコミュニケーション力を高めようと、初めて企画した。

 ブランケット判の4ページ。公園内にある原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんの物語や、被爆者で歴史研究家の森重昭さんを紹介している。被爆者へのインタビュー記事もある。

 最初に日本語で記事を作り、英語に翻訳した。3年生約110人全員が制作に関わった。印刷は、中国新聞広島制作センター(廿日市市)が手掛けた。藤山尚樹さん(14)は「原爆の被害の大きさを知ってほしい」との思いで配布した。オーストラリアから訪れたセレーナ・ロッソルさん(20)は「日本人の学生と話ができて楽しい。何度も読み返したい」と語った。(辻本夕貴)

(2017年12月23日朝刊掲載)

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