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原爆養護ホーム入園者に見舞金 広島県原水協

 広島県原水協は20日、広島市内4カ所の原爆養護ホームの入園者に1人2千円ずつ、計120万円の見舞金を送った。被爆者へ毎年末、見舞金を届ける取り組みは今回で50回目。

 中区の舟入むつみ園には、大森正信筆頭代表理事(82)たち4人が訪れた。入園者100人を代表して見舞金を受け取った古本一江さん(84)は「皆さんの心遣いがうれしい」と喜んでいた。

 県原水協は1963年から毎年末、被爆者に見舞金を送っている。全国各地の原水協が集めた募金などが元手で、ことしは約千人分、計約200万円を用意。今後、一人暮らしの被爆者に届ける。(田中美千子)

(2012年12月21日朝刊掲載)

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