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岸田外相が本格始動 核軍縮や基地問題に意欲

 第2次安倍内閣の発足から一夜明け、岸田文雄外相(広島1区)は27日、省内で沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事と米軍基地問題について意見交換し、本格的に始動した。

 岸田氏は、仲井真氏や宜野湾市の佐喜真淳市長らと面会。米軍普天間飛行場の移設をはじめ基地問題に関し「抑止力の維持、強化を図りつつ、沖縄の負担軽減をしっかり図る」と表明。地元との対話を通じて、信頼回復に努める意向を伝えた。

 また、未明に省内であった就任会見では「広島出身なので、核軍縮に積極的に取り組みたい」と決意表明。沖縄県・尖閣諸島をめぐり緊張が続く中国との関係については「しっかり意思疎通を図らねば」と述べ、外相会談の日程を検討する考えを示した。 (岡田浩平)

(2012年12月28日朝刊掲載)

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