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　広島市中区の平和記念公園内にある「平和の池」で１５日、清掃活動があり、約２０人がボランティアに励んだ。原爆慰霊碑北の祈りの場。新年を気持ちよく迎えられるよう、池の水を抜き、心を込めて磨いた。

　縦７０メートル、横１７メートルの池で、作業は１時間がかり。参加者はブラシを使って池の底にたまった水あかやコケを落とし、落ち葉を取り除いた。最後に市消防局が消防車で放水し、汚れを洗い流した。

　南区の会社員生駒莉菜さん（２３）は「８月６日に訪れたこともあり、思い入れのある場所。多くの人に平和を願ってもらえるよう、きれいにしておきたい」と力を込めた。

　市民団体「平和の灯（ともしび）奉讃会」が呼び掛け、池の完成から７年後の１９６４年以降、原爆の日の前と年末に続けている。（村上和生）

（２０１８年１２月１７日朝刊掲載）