×

ニュース

8・6デモ規制 反対訴え行進 中区で市民団体

 広島市が8月6日の平和記念式典の会場でデモによる拡声器の音量規制を検討していることを受け、デモを実施する市民団体「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」は、同市中区の本通り商店街などで反対を訴えるデモ行進をした。

 メンバー16人が「拡声器規制条例反対」と書いた横断幕を持ち、「表現の自由を侵害するな」と声を上げて練り歩いた。チラシを配って署名も集めた。

 デモ行進は7日にあり、集めた50人分を含む約500人の署名を25日に市へ提出する予定。同委員会の宮原亮事務局長(43)は「アピールを続けて反対の声を大きくしたい」と説明した。

 市は10月、同実行委に拡声器の音量を下げることなどを要請し、条例による規制も検討している。一方、同委員会は市が今年の式典当日に測った会場周辺の音量データなどの開示を求めている。

(2019年12月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ