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被爆樹木保存に役立てて 中国四国博報堂と本社 広島市に寄付

 被爆樹木の保存を後押しするため、中国四国博報堂(広島市中区)と中国新聞社は17日、両社の共同企画「緑の伝言プロジェクト」で募った協賛金の一部の20万円を広島市に寄付した。

 中国四国博報堂の関康彦社長と中国新聞社の宮田俊範地域ビジネス局長が、中区の広島国際会議場を訪れ、協賛企業10社からの寄付金を市国際平和推進部の津村浩部長に手渡した。津村部長は「被爆樹木の保存をはじめ、被爆の実相を守り伝えるために有効に使いたい」と感謝した。

 プロジェクトは被爆60年の2005年に始めた。毎年8月6日の中国新聞朝刊で被爆樹木を紹介する広告を掲載し、ポスターにして市立の小中高校に配布。被爆樹木を巡るイベントも開いている。これまでに計330万円を市に寄付した。(明知隼二)

(2019年12月18日朝刊掲載)

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