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平和祈念館が休館延長 新型コロナ 再開は未定

 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市中区)は18日、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、19日までとしていた臨時休館を延長すると発表した。再開時期は未定。

 国立施設の多くが休館を続けるのを踏まえて、所管する厚生労働省が決めた。政府は19日の専門家会議を踏まえて、イベント自粛の要請維持などの見解を示す見通し。祈念館は「判断を19日まで待つと、20日からの3連休で混乱する恐れがあった」と説明した。

 広島市は19日まで、原爆資料館(同)など市施設12カ所を臨時休館とし、各区スポーツセンターなど34カ所で施設の一部を閉鎖している。市は、政府の見解を待ち判断する方針でいる。(明知隼二)

(2020年3月19日朝刊掲載)

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