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8月の一般公開 感染予防で中止 放影研

 放射線影響研究所(放影研、広島市南区)は、毎年8月に2日間開いている研究施設の一般公開(オープンハウス)の中止を決めた。新型コロナウイルスの感染を予防するのが目的で、1995年に開始して以降で初めて。

 一般公開はパネル展示や体験コーナー、講演などを通じて、放射線が人の健康に及ぼす影響の研究など放影研の役割を紹介してきた。家族連れたち約千人が訪れ、今年は8月4、5の両日に開く予定だった。

 放影研広報出版室は「準備段階から人の往来などが多くなるため、中止を決めた。健康調査に訪れていただいている被爆者の方々の感染リスクもなくしたい」と理解を求める。

(2020年4月21日朝刊掲載)

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