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平和公園一帯 広島市職員ら清掃

 8月6日の平和記念式典を前に、広島市職員と市中消防団の団員が29日、中区の平和記念公園一帯を清掃した。計約250人が参加し、被爆75年の節目となる式典に備えた。

 清掃前に黙とうをした参加者は、公園内の緑地帯や原爆ドーム周辺でごみを拾うなどした。ドーム対岸の元安川護岸では、消防団員約20人がホースで放水し、市職員がデッキブラシで階段のコケを落とした。

 松井一実市長は「一人一人の思いや行動が積み重なり、成果を上げるのは、平和の実現にも通じるものがある」と汗を拭った。

 市は例年、市公衆衛生推進協議会と合同で、式典前に平和記念公園を清掃している。今年は新型コロナウイルスの感染予防で人の密集を避けるため、協議会は実施日を31日にずらした。

(2020年7月30日朝刊掲載)

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