21世紀の軍縮戦略探る 国連京都会議が開幕

'99/7/27

 「今後十年間の安全保障上の懸念と軍縮戦略」をメーンテーマと する国連軍縮京都会議(国連軍縮局、国連アジア太平洋平和軍縮セ ンター主催)が二十七日、京都市左京区の国立京都国際会館で開幕 した。米国やロシア、アジア地域など二十四カ国から政府高官や軍 縮専門家ら六十人が参加。三十日までの四日間、東西冷戦後の国際 情勢を再検討し、二十一世紀に向けた軍縮の方策を討議する。

 開会式で、国連軍縮局のエフジェニー・ゴルコフスキー次長は 「史上もっとも激しい流血に見舞われた二十世紀が終わろうとして いる。この会議が、将来のアジア太平洋地域の安全保障と軍縮を促 進する指針となるよう希望する」とあいさつ。広島市の秋葉忠利市 長は「核兵器は絶対悪だとの被爆者のメッセージを、世界は真剣に 受け止めてきたとは言えない。核兵器を廃絶するために最も必要な ことは、世界の国々や国際機関が、廃絶への強い意志を持つこと だ」と訴えた。

 続いて明石康・前広島平和研究所長が基調講演。「核不拡散・核 軍縮に関する東京フォーラム」の共同議長として、二十五日にまと めた報告書の内容を紹介しながら「世界は今、岐路に立っている。 核拡散と核軍拡への道に戻らないよう、私たちは創造的で現実的な 方策を取らなければならない」と強調。報告書を実現するため、ロ シアの核軍縮を促進するための財政支援や国連改革などを提案し た。

 会議はこの後、「アジア・太平洋地域の平和と安全保障の促進」 をテーマとした最初の全体会議に入った。


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