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新球場誕生の過程
地元グループがビデオ作品に

2009.1.9

Photo
建設工程を記録したビデオの編集を急ぐ太田さん(右端)たちメンバー

 新広島市民球場(南区)の建設工事を追ったビデオ作品「新球場に夢のせて」が、地元住民によって間もなく完成する。歓迎の機運を高めるため10日、JR広島駅前の愛友市場である新球場関連イベントで初披露する。

 2007年11月の基礎工事の場面から始まる。広い空き地の地面を重機が掘り返す。成長していく芝生、内野席の上で出来上がっていく銀色の屋根…。昨年末までの工程を順に並べ、徐々に姿を現す新球場の光景を伝えている。

 制作したのは南区役所を拠点に活動する市民グループ「南区魅力発見委員会CM部会」。60、70代の男性4人が、ビデオ撮影の趣味を生かして、取材班をつくった。

 球場の内部は、主に建設現場が報道公開された昨年8、11、12月に撮影。昨秋からは週1回集まり、編集を重ねてきた。これまで計約2時間分の映像を撮り、約10分の作品にまとめた。メンバーの太田一正さん(75)は「映像を通じ、新しい市民球場の誕生をより多くの人と祝いたい」と力を込める。

 取材は3月まで続けるが、にぎわい拠点誕生へのムードを盛り上げたい、と現時点での公開を決意。10日は別の市民グループが開くイベントに参加し、正午ごろから初上映する。今後は南区役所のホームページに短縮版を掲載することも計画している。(武内宏介)