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市民球場の思い出ずらり
24日から市郷土資料館で企画展

2009.1.10

▽初公式戦のボール・怒りの一塁ベース…

 広島市南区宇品御幸の市郷土資料館は24日から、3月で使命を終える広島市民球場(中区)の企画展を開く。往年の選手たちから借りた記念の品々や名場面の写真など約四百点を展示し、1957年の球場完成から昨年9月の最終公式戦までをたどる。

 57年7月の初公式戦で使われたボールを公開する。「ナイター球場 祝賀第一戦」の文字が書き込まれ、広島初のナイター球場を待ち望んだ市民と選手の熱い思いが伝わってくる。「球場落成祝賀シリーズ」と記された初戦の特別入場券や、昭和30年代の懐かしいユニホームもある。

 元選手からも多くの記念品を借りた。「ミスター赤ヘル」山本浩二さんが2000安打を達成したバット、大野豊さんが初勝利を挙げたボールは貴重だ。

 75年のセ・リーグ初優勝の資料は、応援団の巨大しゃもじや写真など約70点を集めた。最近では、マーティー・ブラウン監督が投げた一塁ベースや、名物「カープうどん」の現役のれんも飾る。新広島市民球場(南区)の建設現場で学芸員が撮りためてきた定点写真も添える。

 3月22日まで。一般100円。月曜日は休館。Tel082(253)6771。(武内宏介)