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最後の市民球場に愛を刻む
結婚写真撮影の3組決まる

2009.1.13

Photo
市民球場での結婚を記念する写真撮影が決まり、喜ぶ左から井上さん、渡辺さん、加藤さん

 3月に半世紀余りの歴史に幕を下ろす広島市民球場(中区)で、結婚記念の写真を撮影できるラストカップルが12日、決まった。最後のチャンスとなるだけに、予約希望はこれまでで最多の17組。抽選で選ばれた3組が、広島東洋カープの応援に声をからした地で、愛の思い出を刻む。

 午前8時半の予約開始前に17組が並び、抽選となった。原則は対象1組だが、時間を分け合う話し合いで、3組に決まった。

 安佐北区の団体職員渡辺久美子さん(32)は1日、夫の介護福祉士貴士さん(32)と結婚したばかり。夫婦とも大のカープファンで、渡辺さんは「ここで写真を撮るのが夢だった」と声を弾ませた。

 10月に呉市の男性と挙式する廿日市市の洋服販売店員加藤奈央さん(23)にとってもデートを重ねた思い出の場所。今夏、呉市の女性と結婚する予定という広島市西区の井上真豪(まきひで)さん(37)も2人で赤ヘル応援に通った。

 3人は「雨が降りませんように」と記念の日の晴天を祈っていた。市民球場での結婚式用の写真撮影は2007年度から予約受け付けを始め、これまでに60組を超すカップルが利用した。(武内宏介)