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「燃えるカープの燃えるゴミ」袋で審査員賞
「みづま工房」中間さん、新球場グッズ開発に意欲

2009.2.24

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カープのごみ袋を考案し、広島ADC審査員賞に輝いた中間さん

 広島東洋カープのオリジナルごみ袋を作った広島市中区のデザイン会社「みづま工房」のデザイナー中間大介さん(38)が、広島アートディレクターズクラブ(広島ADC)第1回公開審査会で審査員賞を受けた。受賞を追い風に新広島市民球場(南区)のグッズ開発に打ち込む。

 縦55センチ、横32センチ。狙いは「ずばり、笑えること」と中間さん。可燃ごみ用にちなみ、前面に「燃えるカープの燃えるゴミ」と刷り込んだ。同僚と「“敗≠黷ネい ゴミ専用袋」とつづった袋も考案した。自宅近くのごみの集積場で、遊園地や人気洋服店の袋が目につき、「カープの袋も目立つはず」と発案した。

 メッセージはあくまでも遊び心。素材は市内で一般に使われている可燃ごみ用と同様の紙製だ。中区八丁堀のカープグッズ店「カルピオ」などで、10枚入り500円で販売中。売れ行きは好調という。

 7日の広島ADC審査会には、県内からポスターや新聞広告など540点が出品された。グランプリなど上位3作品に次ぎ、審査員賞5点が選ばれた。ごみ袋は「ファンが率先して分別したくなる共感性の高い表現」と評価された。

 中間さんは、3月下旬に完成する新球場グッズも開発中。「半世紀に一度の大仕事。ファンの考えを超える商品を作りたい」ときっぱり。その中身は「まだ企業秘密」という。(武内宏介)