|
記者会見で、映画に込めた情熱を語る広岡さん(左端)たち制作者
|
広島市民球場(中区)の姿を映像に残すため、市民有志が自主制作した映画4作品が3月1日、西区民文化センターで公開される。25日、制作者が球場で記者会見し、「市民の後押しがあって完成した」と来場を呼び掛けた。
広島市立大(安佐南区)の学生グループ「THANKS51(サンクス・コイ)プロジェクト」は、記録映画「Home」を制作。最終公式戦の興奮や建設当時の作業員へのインタビューなどを収めた。
スタンドでの記者会見で、3年広岡美佐子代表(22)は「観客のみなさんに、『自分にとっての市民球場の意義』を考えてもらえたら」と語った。
他の3作品は、広島フィルム・コミッションが昨秋に球場を貸し切って開いた撮影会に参加した社会人の2団体、1個人が制作者。家族ドラマ、アクション、ドキュメンタリーと作品構成は多彩だ。
上映開始は午後1時と3時。各回の定員は先着150人で無料。各制作グループはその後、公共施設やカフェ、新広島市民球場近くの愛友市場(南区)で独自の上映活動を続ける。(永里真弓)
|