新広島市民球場(南区)誕生へ市民の期待が高まってきた。広島東洋カープの地元開幕戦は、4月10日に迫る。新球場に近いJR広島駅には7日、開幕をカウントダウンするパネルが登場。広島青年会議所もこの日、巨大応援旗作りに乗り出した。(衣川圭)
▽巨大応援旗「烈」作り始まる 縦10メートル×横15メートル、手形で彩る
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烈フラッグに手形を押す参加者
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広島青年会議所は、縦10メートル、横15メートルの巨大応援旗作りを始めた。カープのキャッチフレーズを取り入れた「烈(れつ)フラッグ」。4月4日にある新球場イベントで応援席に掲げる。
この日、中区の市まちづくり市民交流プラザに、会議所とスポーツ応援サークル「エントランス」から約40人が集合。旗の50分の1に当たる布に、朱色の手形を押しながら「百万一心」「感動させて」とメッセージを書き添えた。
今後、新球場に近い小学校5校と、広島特別支援学校(中区)の子どもの参加も得る。安佐南区の大学3年佐藤文香(あやか)さん(21)は「待ちに待った新球場を盛り上げたい」と話していた。
▽広島駅にはカウントダウンパネルお目見え
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カウントダウンパネルの前でブラウン監督のサイン入りベースに見入る子どもたち
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新球場であるカープの地元開幕戦に向け、残り日数のカウントダウンパネルが、JR広島駅南口に登場した。新球場誕生を最寄り駅から盛り上げようと、JR西日本広島支社が企画した。
JR西日本のキャラクター「イコちゃん」が、出口改札脇に掲げられた赤いパネル(縦50センチ、横70センチ)を除幕した。「あと34日」から毎日、残り日数を刻む。
ブラウン監督のサインが入った一塁ベースも展示。興味深そうに見ていた安佐南区の小学2年松元亨樹(こうき)君(7)は「新球場で前田智徳選手のホームランを見たい」と期待を膨らませていた。
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