|
新球場誕生のお祝いムードを盛り上げる広島駅構内の赤い旗
|
JR西日本広島支社(広島市東区)は、新広島市民球場(南区)のプロ野球観戦客を対象に、新幹線の割引切符を発売する。新球場から約800メートルの近距離にある広島駅の立地を生かし、広域的な集客力向上を目指す。
名付けて「赤ヘルきっぷ」。駅窓口で球場の入場券を提示して購入する。
地元開幕戦がある4月10日から9月30日までの博多―岡山間の全便で、自由席往復券を24―29%安くする。福山―広島6300円(通常8600円)▽新下関―広島8500円(同1万1340円)。2日間有効。発売は今月21日。
割引切符は山陽、呉、可部、芸備の各在来線にも導入。運賃を5―18%安くする。
さらに、中国地方と九州の一部の「みどりの窓口」に限られていた球場の入場引換券の販売を、京阪神にも広げる。柴田信支社長は「新球場の広域集客に貢献したい」と話す。
広島駅など管内22駅に「GO!新広島市民球場」などと書いた赤い旗を既に掲示。地元開幕3連戦の間は広島駅南口でカープ応援イベントも開く。
同支社によると、広島駅の乗降客数は1日当たり約14万人。カープの試合日には約1万人が増えるとみている。(武内宏介)
|