新球場へのアクセスを紹介したチラシを受け取る観客（左）（１４日、広島市民球場）

　新広島市民球場（南区）の完成を間近に控え、市が球場への行き方を紹介するチラシを約１０万枚作った。マイカーではなく、公共交通機関や徒歩での来場を呼び掛けるのが狙い。

　現市民球場（中区）で１４日にあった広島東洋カープのオープン戦では、球団関係者が観客にチラシを配りＰＲした。チームカラーの赤で縁取ったＡ４判。ＪＲ広島駅（南区）から約１０分の徒歩でのルート▽ナイター開催日の臨時列車の運行時刻▽路線バスや路面電車の新球場までの所要時間―などを記している。

　裏面には、試合後に市中心部まで運行するシャトルバスや、周辺の駐輪場、駐車場の情報を盛り込んだ。各区役所や広島バスセンター（中区）、広島駅南口地下広場（南区）などに置いている。

　シーズン中は週１度球場に通うという中区の会社員原弘さん（５０）は「行き方をよく理解してなかったので助かる」と喜んでいた。（明知隼二）