中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索
中国新聞トップ > みんなのカープ > ニュース
カープに関する意見や提案をお寄せください。carp@chugoku-np.co.jp

売上高 最高の71億円
カープ08年決算「最後の市民球場」効果

2009.3.26

 広島東洋カープは25日、広島市中区のホテルで株主総会を開き、2008年決算を承認した。売上高は前年比8億900万円増で、過去最高となる71億円。当期利益も同2億300万円増の2億2000万円に達した。広島市民球場ファイナルイヤー効果で、1975年以来34年連続の黒字となった。

 チームは終盤まで3位争いをし、観客は前年比26万人増で歴代2番目の139万人。それに伴い、入場料収入が前年比4億1600万円増の27億5700万円に伸びたのが大きかった。

 新商品を相次いで開発したキャラクターグッズ収入は、前年比2億7800万円増の9億8700万円。半面、テレビ放映権料は16億7500万円で、ピークだった2004年のほぼ半分だった。

 松田元オーナーは「地域の方々に助けてもらい、深く感謝している。新球場で戦う今年も魅力的なチームをつくり、ファンに恩返ししたい」と話した。(五反田康彦)