広島東洋カープは25日、広島市中区のホテルで株主総会を開き、2008年決算を承認した。売上高は前年比8億900万円増で、過去最高となる71億円。当期利益も同2億300万円増の2億2000万円に達した。広島市民球場ファイナルイヤー効果で、1975年以来34年連続の黒字となった。
チームは終盤まで3位争いをし、観客は前年比26万人増で歴代2番目の139万人。それに伴い、入場料収入が前年比4億1600万円増の27億5700万円に伸びたのが大きかった。
新商品を相次いで開発したキャラクターグッズ収入は、前年比2億7800万円増の9億8700万円。半面、テレビ放映権料は16億7500万円で、ピークだった2004年のほぼ半分だった。
松田元オーナーは「地域の方々に助けてもらい、深く感謝している。新球場で戦う今年も魅力的なチームをつくり、ファンに恩返ししたい」と話した。(五反田康彦)
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