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幅広い年齢層がカープの歴史に触れた展示会場(撮影・山本誉)
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創立60年の広島東洋カープの歩みを回顧して、新広島市民球場(南区)の魅力を体験できる「われらのカープ60年展」(中国新聞社主催)が26日、南区の福屋広島駅前店で始まった。4月7日まで。無料。
午前10時のオープンに合わせ、ファンが会場に走り込んだ。歴史コーナーでは、中国新聞の記事や写真パネルで、球団草創期から今年の日南キャンプまでを懐かしみながら振り返っていた。故津田恒美投手をたたえて現市民球場(中区)のブルペン脇に掲げられていた「津田プレート」の複製と実際に着用したユニホームも人気を集めていた。
新球場の魅力も先取り。チームカラーにちなんで真っ赤な「烈(れつ)レッドカレー」など売店に並ぶ料理を味わったり、観客席の実物の座り心地を試したりするファンの姿もあった。
南区の浜野千夜子さん(75)は「球団創設当時から応援してきたので懐かしい。新球場への期待も膨らんだ」と顔をほころばせ 、傍らの孫に思い出を語っていた。(新田葉子)
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