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「それ行けカープ」原曲復活
11年ぶり、7月に発売 新球場やファンの声が後押し

2009.5.16

 赤ヘル応援歌として親しまれながら廃盤になった「それ行けカープ」の原曲が7月22日、11年ぶりにCDで再び発売される。広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)誕生とともに、ブログなどでファンの要望が続出。制作会社は「絶好のタイミング」と復刻を決めた。

 ♪空を泳げと 天もまた胸を開く―。1975年8月、塩見大治郎さんの歌で当時のCBSソニーからレコード発売された。同年、カープはリーグ初優勝を果たした。喜びに沸く広島の街を、塩見さんの歌声が包んだ。

 91年に直径8センチのCDで発売。12センチCDが主流になり、98年に廃盤となった。現在は別の歌手が歌う複数のCDが販売され、うち一つが試合前の新球場で流れている。

 復刻するソニー・ミュージックダイレクト(東京)の田和一樹プロデューサー(52)は「11年も眠らせてしまい申し訳ない。ファンの声と新球場誕生に背中を押された」と話す。新球場で流れる予定は今のところない。

 新しいCDのタイトルは「ヴィクトリー・カープ」。「それ行けカープ」とタイトル曲、「勝て勝てカープ」、「CARP讃歌」、「燃える赤ヘル僕らのカープ」の計5曲入り。1500円。新球場のグッズショップやインターネット(http://www.110107.com/)で販売する。(武内宏介)