|
出版した自著を持って、カープの魅力アップのアイデアを話す村田さん
|
岡山大大学院の村田厚生教授(50)=広島市佐伯区=が単行本「カープは復活できるか」を出版した。広島東洋カープが「市民球団」として飛躍するためのアイデアを提言している。
四六判、216ページ。カープがかつてのように「優勝争いの常連で、ファンに夢を与えるチーム」に復活するための持論を展開している。
具体的には、球団経営に市民の意見を反映させる「市民持ち株制度導入」、「中四国のカープ」となるため県東部や岡山県、四国地方でキャンペーンを強化することなどを提案。球団と広島市には「新球場を核に、地域密着で球団を育てるビジョン」を求める。
尾道市出身で、小学生時代からカープを応援している。人間工学の研究で培った分析力を生かし、10年前にはスポーツ紙でコラムも執筆していた。1470円。南々社(広島市東区)から刊行した。(衣川圭)
|