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打席に立った梵選手にスタンドから大声援を送る三次の応援団
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三次市で52年ぶりとなるプロ野球公式戦、広島東洋カープ―楽天戦が17日、みよし運動公園野球場であった。2―5で敗れたが、地元出身の梵英心内野手らの好プレーに1万2000人を超すファンが歓声と拍手を送った。
午後4時の開門と同時に、梵選手や、同じく地元出身の永川勝浩投手のユニホームを着た家族連れなどが続々入場。両選手の名前を書いた横断幕とともにスタンドを赤く埋めた。
家族6人で観戦に訪れた会社員小原秀之さん(38)=庄原市西城町=は「プロの勝負の迫力を、子どもたちに見せたい」と、声を弾ませた。
試合は序盤から1点を争う展開。「地元の皆さんの前でいい仕事をしてくれれば」と手を合わせ見守った梵選手の母、恵さん(58)は安打で出塁すると、「走って」と声援。スタンドには梵選手が打席に入るたび、梵コールが響いた。
永川選手の出番はなかったが母、梢さん(50)は「地元の試合に戻ってきてくれ、うれしかった」と声援を送り続けていた。(桜井邦彦、見田崇志)
▽三次の誇り2選手に歓声
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横断幕を掲げ、OBである永川・梵選手に声援を送る三次中生徒
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内野安打を放った梵選手に拍手を送る中広選手
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52年ぶりの球音に県北のファンが沸いた。17日に三次市のみよし運動公園野球場であったプロ野球公式戦、広島東洋カープ―楽天戦。スタンドでは1万2000人を超すファンが最後まで声援を送った。
地元出身の梵英心、永川勝浩両選手の横断幕などがあちこちで掲げられた。永川投手の出番はなかったが、梵選手は先発出場。打席に立ったり、軽快な守備を見せたりするたびに歓声が上がった。
両選手の三次中時代の後輩で、8月に三次での防衛戦を控えるプロボクシングの日本スーパーフライ級王者、中広大悟選手(27)も観戦。「地元で試合するプレッシャーが大きい中で、プレーする姿に力をもらいたい」と見入っていた。(見田崇志)
栗原選手のホームランに沸くスタンド |
きんさいエイドから花束を受け取る永川選手(手前右)と梵選手(右端)=撮影・天畠智則 |
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