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新球場を訪れたファンに住まいや交通手段を尋ねる今村さん(左)
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来月中旬まで1000人目標
比治山大短期大学部(広島市東区)の学生が18日、南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)で来場者の動向調査を始めた。集客エリアや試合後の人の流れから、新球場を街の活性化につなげるヒントを探る。1000人からの聴取を目標に7月まで続ける。
総合生活デザイン学科の粟屋仁美准教授のゼミで学ぶ2年生11人が参加。広島東洋カープ対楽天のナイター前から、新球場入り口3カ所で、住まい▽仕事などの来場前の行動▽交通手段▽観戦後に繰り出す場所―など16項目を尋ねた。この日は計220人から聞き取った。
学生の森山名奈子さん(19)=東広島市=は「京都府から新幹線で来た人がいた。広島県外から注目されている広島のシンボルだ」と実感。今村英里奈さん(19)=廿日市市=も「駐車場やコンビニを求める声がある。周辺環境の充実が、ずっと来てもらえる球場につながる」と話していた。
今後は7月15日までの計5試合で同様に調べる。2006年に旧広島市民球場(中区)で実施した調査とも比べ、秋までにまとめる。結果はカープ球団にも伝え、ファンサービス向上に役立てるほか、市への報告も検討している。(武内宏介)
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