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包装にカープ坊やなどをあしらったグッズが並ぶマツダスタジアムのショップ
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カープマット、カープ筆…。マツダスタジアム(新広島市民球場、南区)がオープンした今年、広島東洋カープのグッズの数が急増している。カープの商標権を使う企業数は既に昨年を超え、新たな業態にも広がっている。
球団によると、カープのロゴや「カープ坊や」などのキャラクターの商標権の使用許可を得た企業は1月以降、97社に上る。許可は1年契約。旧広島市民球場(中区)の最終シーズンで、過去最高を記録した昨年の76社を5月時点で早くも超えた。
球団は「新球場が追い風。カープ応援の機運も盛り上がる」と歓迎する。
商標権を用いる商品は、カープ坊やをパッケージにあしらったふりかけなど食品が約3割と最も多く、スタジアムのグッズショップなどに並ぶ。
新分野のグッズも増えている。サニクリーン広島(同)はカープ坊やをあしらった玄関マットのリースを実施中。熊野筆製造販売の久華産業(広島県熊野町)も、カープのロゴをデザインした化粧筆と絵筆を発売した。同社の久保隅真二専務は「カープファンは全国におり、ネット通販も考えたい」と力を込める。(高木潤)
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