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野球観戦に訪れた子どもに観光宣伝用のパンフレットを配る伊藤博文役の職員
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広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)のコンコースが、市町村の観光宣伝や物産展などに活用されている。20日は、光市観光協会と光市教育委員会が合同で出展。地元出身の初代首相伊藤博文の没100年記念事業を紹介した。
職員5人のうち1人は、伊藤博文の顔に似せた大きな面をつけて、コンコースに登場。10月に光市の伊藤公記念公園である記念イベントなどを紹介するパンフレットを、ナイターに訪れた野球ファンに配った。光市教委の太田隆一文化振興係長は「広島県外からもファンが訪れる球場を使えば、より広い範囲で宣伝効果が見込める」と話していた。
市町村のPRは、オープンから既に100万人を超える球場の集客力を、活性化に生かす試み。26日のヤクルト戦は、山口県の徳佐りんご組合と山口観光コンベンション協会が千人にりんごを贈る。その後も9月末までに5市町・団体が、宣伝活動を繰り広げる。(浜岡学)
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