広島東洋カープの創設60年を記念し、広島市東区の二葉公民館は25日から11月15日までに計3回、講座「広島カープ昔話」を開く。選手OB3人がチームの歩みを語る。
初回は、元捕手の長谷部稔さん(77)が、球団草創期に選手が本通り商店街(中区)で鉛筆を売り、資金づくりに奔走したエピソードを紹介する。「たくさん買ってもらった。市民のカープへの愛を伝えたい」と話す。
1986年にリーグ優勝した元監督の阿南準郎さん(72)は11月1日、旧広島市民球場(中区)の完成や監督時代の思い出を語る。最終回の同15日は、元外野手の山本一義さん(71)が講師を務める。いずれも午前10時から正午。受講料は3回通しで1500円。先着50人。
11月22日には、故津田恒美元投手の古里の周南市を巡るバスツアーも企画。12月19日は、南区の広島駅南口地下広場で選手OBのトークショーも開く。
二葉公民館は2007年、約300メートル南にマツダスタジアム(新広島市民球場)が着工されるのを機に、初の広島カープ昔話(全4回)を開いた。翌年に続編を企画。受講生は「カープかたりべ」として、旧球場の案内などの活動をしている。Tel082(262)4430。(武内宏介)
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