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倉選手会長(左)からジャンパーを手渡される石津会長
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広島東洋カープは7日、広島市南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)周辺の清掃奉仕を続ける地元住民に、感謝の気持ちを込めてオリジナルジャンパー30着を贈った。
ジャンパーはチームカラーの赤で、胸と背中に「清掃ボランティア」の文字が入っている。阪神戦の開始前、新球場のグラウンドで贈呈式があった。倉義和選手会長が「いつもありがとうございます」と声を掛け、荒神地区社会福祉協議会の石津哲次会長(79)に手渡した。観客からは大きな拍手が送られた。
4月の地元開幕戦以降、試合翌日の早朝に石津会長たち有志4、5人が新球場からJR広島駅までのごみを拾っている。メンバーの一人で東荒神町内会の土居徹吉会長(74)は「寒くなるので助かる。今後もきれいな地域づくりに貢献したい」と喜ぶ。
球団も6月から、ごみの後始末を呼び掛ける「ごみゼロキャンペーン」を展開。勝場通泰球場運営本部長(55)は「観客のマナーを向上させ、美しい球場を目指す」と話している。(久行大輝)
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