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球団誕生60年を祝い、激励の言葉を法被に書き込むファン
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広島東洋カープの誕生60年を祝う「市民の球団還暦60年祭り」が19日、広島市南区のJR広島駅南口地下広場であった。集まったファンたちは、還暦にちなんで赤い法被にメッセージを寄せ書き。地域とともに歩む「市民球団」への感謝とエールを言葉に込めた。
「カープと市民球場のある広島に生まれて良かった」「一緒にビールかけがしたい」。背番号「60」を刻む法被に、子どもからお年寄りまでがペンをはしらせた。集まったメッセージは300以上。安佐南区のパート従業員内海千代子さん(70)は「カープは広島の誇り。来年こそ優勝です」と期待を寄せた。
栗原健太選手も駆け付け、「もっと夢を与えられるよう頑張ります」と記入。カープOB会会長で球団創設時の選手の長谷部稔さん(78)が法被を羽織ると、会場の約千人から拍手がわいた。
1949年に誕生し、市民と喜怒哀楽を共にした球団の節目を祝おうと、市民団体「プロジェクトC」(真宅成光代表世話人)や二葉公民館(東区)などが企画。長谷部さんたち元選手のトークショーもあり、球団誕生やカープ黄金期のエピソードなどが披露された。(山本和明)
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