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広島市民球場10月末まで開放
市が方針 夏の高校野球に配慮

2009.1.20

 広島市は19日、3月で閉鎖予定だった市民球場(中区)を、解体工事前の10月末まで、プロ野球を除く野球会場として開放する方針を決めた。高校球児が「夏の甲子園」を目指す広島大会での使用が可能になった。

 解体工事までの球場開放を求める声が相次いで寄せられたのを受け、閉鎖延期を決定。19日から、全国高校野球選手権広島大会を主催する広島県高校野球連盟など主要なアマチュア野球約10団体に、利用希望を聞く調査書の送付を始めた。他の申し込みは、希望日の2カ月前から受け付ける。

 経費節減で契約電力量を抑えるため、ナイター設備は使えない。維持管理費約3600万円を新年度一般会計予算案に計上する。

 県高野連は昨夏、現球場で広島大会のうち29試合を実施した。今年は、新広島市民球場(南区)が完成するが、天然芝保護とプロ野球オールスター戦との日程重複のため、使用は開会式当日と決勝戦だけ。今回の閉鎖延期を受け、課題だった会場確保にめどが立った。(武内宏介)

関連:◇夏の高校野球、新球場利用は開会式当日と決勝だけ(2009.1.15)