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新球場に場外トイレ
正面入り口東側 3月にも利用開始

2010.1.16

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青いシートにかこまれた建設中の場外トイレ

 広島市は、南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)の正面入り口東側に、場外トイレを建設している。試合前から開場を待つファンの要望が相次いでいた。3月上旬の利用開始を目指す。

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 トイレは、駐輪場の一角に設ける。鉄筋平屋で、広さは約27平方メートル。男性用は最大3人、女性用は2人が利用できる。身体障害者や子ども連れが利用しやすい多目的トイレ1室も備える。設置費約1500万円。新球場の整備推進を求め、市民や企業から市へ贈られた寄付金を充てる。

 工事は昨年11月に始めた。完成後は、年間を通して午前9時から午後6時ごろまで利用できる。ナイターの日は試合終了時間まで開放する。

 新球場では、開場の数時間前から場外にファンが並ぶ。300〜400人に膨れるカードもある。試合がなく、コンコースを開放していない日でも見学者が絶えない。グッズ売り場の利用もあるため、これまでは場内の関係者用トイレの臨時開放でしのいできた。

 市新球場調整担当課は「見学者が予想以上に多い。場外トイレを第一歩に、今後も実態に合わせて快適な球場にしたい」としている。(武内宏介)