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新球場の活用法について話し合う出席者
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比治山大短期大学部(広島市東区)は16日、中区の市まちづくり市民交流プラザで、南区のマツダスタジアム(新広島市民球場)を地域活性化に生かす意見交換会を開いた。
昨年、観客動向を調査した粟屋仁美准教授のゼミ生8人と、中国経済産業局や民間シンクタンクの職員たち6人が出席した。
中国経済産業局流通・サービス産業課の浜本幸男課長補佐は「夜のまちの案内人がいれば、回遊性向上につながる」と提案。中国地方総合研究センター(中区)の吉原俊朗副主任研究員は「固定ファン獲得へ、建設を支えた『たる募金』協力者の名を球場に刻む発想もあり得る」とアイデアを披露した。
調査した1100人のうち約6割が、広島東洋カープの試合後、自宅に直行すると答えた。学生は「周辺に娯楽施設を増やす必要がある」と指摘。出席者からは「周辺の空き地で市民イベントや露店があれば活気づく」との意見もあった。
この日の意見は、学生が報告書にまとめて市やカープ球団に提出する。(武内宏介)
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