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ワクワク オープン戦地元初戦に8000人

2010.3.5

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外野席で熱心に声援を送る広島ファン(撮影・宮原滋)

 伝統の機動力野球でV奪回だ―。4日、広島東洋カープは西武とのオープン戦で、今季のマツダスタジアム(広島市南区)初戦を迎えた。野村謙二郎監督の地元初采配(さいはい)は、7―5で逆転勝利。集まった8千人を超えるファンは、今季のペナントレースへの期待を膨らませた。

 5年ぶりの現場復帰となった野村監督。現役時代の「7」のユニホームを着て応援した佐伯区の会社員加藤直哉さん(23)は「ずっと監督になってほしかった。梵(英心)選手を後継者に育ててほしい」と期待を寄せた。

 一回に4点を奪われた試合は、五回に中東直己外野手の中前適時打などで逆転。六回には、オープン2年目の同スタジアムに前田智徳外野手が代打で初登場。観客も大歓声で迎えた。空振り三振に終わったが、南区の主婦大畑佐登子さん(65)は「前田智選手が見られただけで幸せ。シーズン中は打ってほしい」と願いを込めた。

 地元初陣を白星で飾った野村カープ。東区の会社員森田怜史さん(23)は「目標は優勝しかない」。26日の中日戦(ナゴヤドーム)で開幕する2010年の広島のペナントレース。ファンは大きな夢を描いている。(友岡真彦)