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由宇練習場の食べ物の販売第1号となるタコスの移動販売業者
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広島東洋カープの2軍本拠地、岩国市由宇町の由宇練習場で試合の観戦に訪れたファンへの食べ物の販売が始まる。広島東洋カープ由宇協力会などが計画し、球団側の承諾を得た。第1号はタコス。26日のウエスタン・リーグの地元開幕戦から本格販売し「球場グルメ」の定着を狙う。
同市麻里布町を中心に営業する移動販売「まぁちゃんのTACOS焼き」。一塁ベンチ裏芝生席の広場で、ひき肉とチーズ入り(250円)など通常の4種類のほか、ソーセージをバットに見たて、赤いサルサソースでカープをイメージした限定メニュー(350円)を売る。
練習場に売店がないため協力会側が昨年春に球団の松田元オーナーに直訴。「地域のためになるなら」と快諾してもらった。同協力会と岩国西商工会由宇支所の会員業者が出店でき、年3万円の出店料は練習場の維持に役立てる。弁当も販売する方向で調整しているという。
タコスは同リーグ今季35試合のほか練習試合でも販売を予定。21日の練習試合で初めて試行的に売り手応えは十分だったという。「まぁちゃんのTACOS焼き」の村中敬暢店長(36)は「片手で持てるので観戦にぴったり。由宇練習場の名物に」と期待している。(矢野匡洋)
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