|
カープの小窪、日本ハムの田中両内野手に、花束を贈る水金さん夫妻(手前左)と中原さん夫妻
|
広島東洋カープの創設以来、夫婦で応援してきた広島市西区の水金一三(いちぞう)さん(88)、鈴子さん(85)夫妻と、佐伯区の中原治馬さん(89)、トシコさん(85)夫妻が15日、南区のマツダスタジアムで日本ハム戦を楽しんだ。サヨナラ勝ちを見届け、「感激」「言葉になりません」と喜んだ。
ゲームを協賛した中国新聞社が、球団創設60周年にちなんで招待した。両夫妻は、試合開始前のグラウンドで広島の小窪哲也、日本ハムの田中賢介両内野手に花束を手渡し、「ええ試合見せて」と激励。スイートルームで熱戦に見入った。
旧広島市民球場(中区)に通い詰めたという水金さん夫妻は、初めてマツダスタジアムで観戦した。1980年の日本一の胴上げをスタンドで見た一三さんは「今日は大観衆に囲まれ、あの時を思い出した」と語った。
球場での観戦が老後の夢だった中原さん夫妻。トシコさんは、治馬さんの満面の笑みを見やり「大興奮です」と声を弾ませた。
また、中国新聞社はこの日、スポーツ面のカープコラム「球炎」の歩みを紹介する特報3万部を観客に配った。(松本大典)
|