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ファンから寄せられた「お宝」に見入る家族連れ(撮影・福井宏史)
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カープファンの思い出の品を集めた「カープ私のお宝」展が10日、広島市南区のマツダスタジアム内の中国新聞ボールパークステーション前特設会場で始まった。中国新聞社主催で22日まで。この日は阪神戦観戦に訪れた大勢の家族連れが、チームや選手にまつわる秘蔵の品に見入った。
球団創設60周年記念イベントの一環。山本浩二さんが愛用したグラブや故木村拓也さんのカープ時代のサイン入りスパイクなど、中国新聞社の呼び掛けに寄せられた200点余りの中から、約30点をエピソードを添えて展示。ほかのお宝も写真などで紹介している。
旧広島市民球場初の公式戦となった1957年7月24日の阪神戦の入場券、リーグ初優勝を決めた75年10月15日の巨人戦で私設応援団が後楽園球場(東京)に持ち込み、祝賀会で選手がサインした優勝祈願の大しゃもじもある。
観戦前に立ち寄った安芸区の公務員平山昌伸さん(29)は「保存状態もよく、ファンの温かさを感じる。選手にはファンの愛を胸に、これからも頑張ってほしい」と話していた。(門戸隆彦)
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