|
商店に展示されている日産自動車時代のユニホーム
|
広島東洋カープの梵英心選手(29)が生まれ育った三次市三次町のみよし本通り商店街で、ゆかりのグッズを集めた足跡展が開かれている。梵ファンが各地から訪れている。8月末まで。
グッズは同商店街の10店で分けて展示。少年野球チーム時代や三次中、三次高野球部で活躍していたころの写真、カープ入団前に所属していた社会人野球の日産自動車時代のユニホームなどを公開した。
プロ初シーズンの2006年4月、巨人の桑田真澄投手からプロ初本塁打を放った際にもらったスラィリー人形、入団時の背番号「32」の刺しゅう入りグラブ、実戦使用のバットなどカープ選手としての歩みもうかがえる。
入団以来のファンという静岡県袋井市の会社員岡野真典さん(25)は、広島市内での公式戦観戦前に訪れ、「足が速く守備がうまいのが梵選手の魅力。町の人から愛されて育ったことが分かった」と話していた。
展示は、梵選手の兄大英さん(33)が同商店街に提案。実家の専法寺にあったグッズを貸し出した。
大英さんや商店主によると、梵選手は「えいしんくん」「えっくん」と呼ばれ、商店街で幼少期からかわいがられて育ったという。大英さんは「恩返し。地元の活性化に役立てばうれしい」と願う。(桜井邦彦)
|